あさがおかもしれない?

いま、1年生は"あさがおかもしれない"たねをうえてそだてています。

1週間前のこと・・・

「これはなんだと思う?」
「あさがおのたねでしょ。だって、お兄ちゃんも植えてたもん。」
「本当にあさがおの種なの?なんでわかるの?」
「だって黒いもん。」
「本当に黒かなあ?みんなにあげるからよく見てごらん。」
「あれ、黒じゃないかも・・・。」

こんなやり取りから始まりました。

実際に種を見てみると、子供たちはいろいろなことに気付きます。
「なんかへこんでるところがある!」
「こげ茶色かな。」
「石みたいに固いよ。ぼこぼこしてるし。」
「なんだか餃子の形に似てる。」
「みかんのかたちにも似てるよ。」

じゃあ、きょうはたねをけんきゅうしてみよう。
小さな研究者たちは、夢中で種を観察していました。

よく見るという事は、いろいろな発見があります。
そして、ちょっと違う角度から見てみると、今まで当たり前に思っていたことが違うことに気付きます。

リーディングの時間に、ヨシタケシンスケさんの『りんごかもしれない』を司書の先生に読んでいただきました。
いろいろな見方をすると面白い!

そして、

こんな本を紹介していただきました。
観察って? いろいろなところから、じっくるよく見ることかな。
予想は? 種の形や色から、これはもしかしたらあさがおかもしれないって考えることだね。
じゃあ、次は実験? やってみて確かめること!

ほんとうにあさがおか確かめるためにはどうしたらいいのだろう?
実際に植えて育てて確かめてみようという事になったのです。

実験(しっかり大切に育てる)を成功させるためには何が必要う何だろう?
子どもたちの探究が進んでいきます。

まずは、どうやって植えるかを、"この種があさがおだ"という仮説のもとに調べていきます。
その植え方で、実際に種を植えて、実験がスタートしました。

どんな世話が必要なのかを、自分で調べて研究ノートを作り始めた子もいます。
小さな研究者たちの学びは、どんどん広がっているようです。

早く芽が出ないかな~。
水やりのたびにどきどきとわくわくがあふれてきます。
表面の土が乾いたら水やりをするそうです。

芽が出たとき、葉が出た時、伸びてきたとき、花が咲いたとき、種がとれた時、だんだんと"あさがおかもしれない"は、"やっぱりあさがおだった"に変わっていきそうです。
子ども達曰く、これで餃子が咲いたら餃子の種だったという事になるそうです。

朝顔が咲くのか、餃子が咲くのか楽しみです。