学びの「わざ」と「表現」

Merry Christmas!

学校のマリアンステップには、昨日まで、1年生がサマティブアセスメントタスクとして作成した、素敵なクリスマスツリーが飾られていました。

1年生の探究Unit4は、How we express ourselvesのテーマのもと、「わざはひょうげんをゆたかにする」をセントラルアイディアとして学びを深めてきました。

まず、「わざ」とはなにか、「ひょうげんする」とはどういくことなのか、そしてどうすれば自分の表現はよりは広がっていくのかを考えたtころからスタートしました。
図工をトピックに、セントラルアイディアを確かめながら、まず、Functionの概念を使って学びの技とは何かを探りました。
次に、Perspectiveの概念を使って、「わざ」を使う(活用する)ことで、表現が広がるのかを確かめていきました。

図工では、絵の具やクレパスでの色の塗り方、筆の使い方、濃淡の付け方、はさみを使って切るときの切り方(重ね切りや連続した模様の作り方)、しっかりと張り付けるための糊の使い方、粘土をつかった造形などを実践しながら、確かにそれぞれに適したわざを知り、技を使うことによってより良い作品ができるのかを確かめていきました。

作品を制作していくたびに、作品ができる喜びを感じるとともに、自分でも作品の良さを認め、自分の作品のすばらしさを伝えられるようになっていきました。また、友達の作品の良さを見つける目を持つことができるようになっていきました。

「海のかくれんぼ」の絵を作った時には、Unit 3の Sharing the planetで学んだことを生かし、みんなの作品をつなげて、「さかなたちのよろこぶきれいなうみをまもろう」というタイトルをみんなで考えて飾りました。

この学びの過程で、子供たちは、全ての学びに「わざ」があり、「わざ」は、自分ががんばって、努力して初めて見につくものだと気づいていきました。それは、図工でもそうだし、国語でも、算数でも、音楽でも、体育でも同じであることに気付いていったのです。
繰り下がりの引き算を早く正確にできるようになるのは大変だけれど、それができれば、難しい計算でも式を変形しながらできるようになると気づいた子もいます。
漢字を毎日練習するのは大変だけれど、漢字を覚えて、それを日記で書けるようになると、前よりも人に伝わりやすい分になったと気づいた子もいます。
会話文や、比喩表現を使えるようになると、文章のレベルが上がったと感じた児童もいます。

子どもたちは、セントラルアイディアを、図工から他の教科、そして、勉強だけでなくいろいろな文脈において、「わざ」をみにつけて、それを使うことで自分の表現は広がり、さらにそれが新しい技になっていくのだと理解しました。そして、表現が広がると、自分の心も人の心も動かすことができると理解しました。

これはまさに、今言われている深い学びの具体的な姿であると感じました。
「わざ」=知識・技能を価値をもって努力しながら身につけ、それを「ひょうげん」=思考力・判断力・表現力することで、自分の学びを確かめ、自分の学びを振り返り良さを認めること、そして他者の良さを認めること、そしてそれをさらに生かそうとする態度=学びに向かう人間性につながると言えるのではないでしょうか。
概念として、子供たち自身が辿り着いていく姿から、私自身が、これこそが深い学びなのだと学ばせてもらいました。

最後は、図工で始めた探究だから、図工で概念として理解したことをもう一度確かめてみようということで、今まで身につけた図工の技をすべて使って、自分だけの素敵なクリスマスツリーを作るという課題に臨みました。
子どもたちと計画段階から何時間で課題を終えるかを相談し(結局少し計画よりものびてしまいましたが)、人の、そして自分の心を動かすことのできる作品になるように、毎日黙々と制作に取り組みました。

出来上がるまで、子供たちの日記には、クリスマスツリーのことがよく書かれていました。
出来上がる前から、
「いつクリスマスツリー持って帰るの?はやくおうちのみんなに見せてあげたい。」
と何人もの子が言っていました。
完成する前から、持ち帰るための大きな袋を持ってきた児童もいました。
それだけ、作品の良さを、自分自身で感じることができていたのだと思います。

出来上がった日の日記には、「わたしはじぶんのさくひんがだいすきです。だけど、みんなのもすきです。」と書いてくれた子がいて、読んでいてうれしくなりました。それだけ、心が動き、動かされたのだと思います。

自分の作品を自己評価した後は、友達の作品の評価をしました。それぞれの良さをシートに書き込んでもらったのですが、「書ききれない」と言っていた児童もいて、他者の良さを認める力も大きく向上したのだと感じました。

昨日は冬休み前集会で、いよいよ冬休みに入りました。
子どもたちは、それぞれ自分のツリーを大切そうに持ち帰っていました。
今日は、それぞれの家庭でツリーが飾られていて、きっと家族の皆さんの心を動かしているのだろうと思います。