仕事は何のため?誰のため?

2年生のUnit 1は「社会はさまざまな仕事よって動いている」というセントラルアイディアで探究しました。

仕事って何かな?
そういえば、1年生の時に、お手伝いの探究をしたよね。あれも、仕事かな?
でも、お金はもらわないよ。
じゃあ、仕事について考えてみよう。
探究はこんな感じでスタートしました。

まず、世の中にある仕事を考えてみます。
動詞を使って、いろいろな仕事を紐づけて整理してみました。

まず、世の中にある仕事を考えてみます。

それを、動詞を使って整理してみました。 また、家族の方にも、どんな仕事をしているのか、だれのために、何のために仕事をしているのかインタビューしてみました。

インタビューの結果、動詞を軸にした仕事マップはさらに広がったの同時に、仕事は自分のためではなく、家族のため、お客さんのためなど、他者のためにしていることが分かりました。

そこで、まちの人たちがどんな仕事をしているのか、だれのために仕事をしているのか実際に見て確かめようということで、草薙のまちの調査に行ってみることにしました。

まず、草薙のまちづくりを推進している一般社団法人法人「草薙カルテッド」が運営するコラボレーションスペースTaktで、草薙のまちのこと、まちを調査する視点についてお話をうかがいました。

そして、草薙商店街を中心に、どんな人がどんな仕事をしているのか、実際に見てみました。まちには、売る仕事、作る仕事、守る仕事、運ぶ仕事など、いろいろな仕事があることを確かめました。

まちの調査から帰って来て、分かったことをみんなで話し合いまとめてみると、それぞれの仕事について、さらに知りたいことが出てきます。 そこで、ご協力いただけるお店や施設に行かせていただき、それぞれの仕事についてインタビューをさせていただくことにしました。

インタビューの仕方を学び、どんな質問をすればよいか、チームでの役割はどうしようかなど、話し合って決めました。

それぞれ興味のあるお店や施設ごとにチームになって、花屋さん、靴屋さん、魚屋さん、フルーツサンド屋さん、めがね屋さん、ドッグカフェ、草薙駅の駅員さん、交番の警察官の方、Taktの方にご協力いただき、インタビューに答えていただきました。

実際に働いている方にお話を伺うと、やっぱりお客さんや利用するみんなが楽しんでくれるため、喜んでくれるため、笑顔になってくれるためにお仕事をされていることが分かりました。家族にインタビューしたこととも重なることに気づきました。

そこで、学びの成果の課題として、未来の自分計画を発表することにしました。

リーディングの時間に、

      (画像はAmazon公式HPより引用)

藤本ともひこさんの「おおきくなったら きみはなんになる?」を読み、自分はどんな仕事をしてみたいのか考えました。

その仕事について、本やインターネットを使って調査をすすめ、なぜその仕事をやってみたいのか、その仕事はどんなことをするのか、人や社会に対してどんな影響があるのか、そして、その仕事に就くために必要な学びや経験についてまとめ、文章にしました。

そして、みんなの前で一人ずつ、自分計画を発表しました。

今2年生になったばかりの子供たちが、将来どんな仕事に就くのか今から楽しみですが、どんな仕事を選んでも、きっと、他者のために自分の力を発揮してくれるだろうと期待しています。