創立の精神foundation

創立者ヨハネ・ボスコ(通称ドン・ボスコ)は、キリストの教えた人生観や人間観に基づき、 教育の場で児童・生徒の心に愛情、知性、正しい良心をはぐくみ育てる予防教育法という 独自の教育方法を打ち出しました。 聖ヨハネ・ボスコの教育理念は彼の創設したカトリック修道会サレジオ会及び女子修道会サレジアン・シスターズによって継承され、その使命であるサレジオ精神は「常に若者のために奉仕する」ことにあります。

本学園はこの教育法を通して「誠実な人間、よき社会人を育てる」ことを目的とした教育活動を実践し、現代社会に具現化するために創設されました。

本学園創立者 聖ドン・ボスコ
(1815~1888)

ドン・ボスコについて

本学園設立母体であるカトリック女子修道会サレジアン・シスターズの創立者。イタリアのカトリック司祭。北イタリアのトリーノ市の近くにあるベッキ村に 生まれ、母マルゲリータの愛情によって貧しいながらも立派に育てられる。少年時代から特に子供たちのために働く志を持ち、青少年の教育のために生涯を捧げるべく、26歳でカトリック司祭となる。理想に燃え、青少年の教育に一生を捧げたい有志を集め、男子教育修道会、女子教育修道会を創立。その模範に「サレ ジオの聖フランシスコ」という愛情深い聖人(1567-1622年)を選びサレジオ会と命名します。

ドン・ボスコは、ASSISTENZA(アッシステンツア)=「生徒と共にいる」という、予防教育法を残し、今日この精神は彼の教育を継承している全サレジオ会の中に息づいています。

「最後の吐息まで君たちのために捧げたい」と常に繰り返し、1888年1月31日、72歳でトリーノ市で帰天。教会から聖人の称号が与えられ今日では 「聖ドン・ボスコ」と世界中で親しまれています。