本学園はこの教育法を通して「誠実な人間、よき社会人を育てる」ことを目的とした教育活動を実践し、現代社会に具現化するために創設されました。
ドン・ボスコは、ASSISTENZA(アッシステンツア)=「生徒と共にいる」という、予防教育法を残し、今日この精神は彼の教育を継承している全サレジオ会の中に息づいています。
「最後の吐息まで君たちのために捧げたい」と常に繰り返し、1888年1月31日、72歳でトリーノ市で帰天。教会から聖人の称号が与えられ今日では「聖ドン・ボスコ」と世界中で親しまれています。
「星美学園」の名は、創立者聖ドン・ボスコが常に「母・教師」と仰いでいたキリストの母聖マリアに由来します。
聖母は行く手を示す「海の星(STELLAMARIS)」や「明けの星(STELLAMATUTINA)」とも呼ばれ、聖母マリアを保護者と仰ぐ本学園は聖母を「美しい星」にたとえ、「星美」と名付けました。聖母の清らかな心(誠実)とたゆまぬ努力(勤勉)を模範として、私たちの人生の道しるべとしたいとの願いを表しています。
本学園設立母体であるカトリック女子修道会サレジアン・シスターズ及び兄弟修道会サレジオ会(正式名称は聖フランシスコ・サレジオの会)の名称に由来します。創立者聖ドン・ボスコは修道会の創設にあたり聖フランシスコ・サレジオを保護者として仰ぎ、会の活動と目的、方法とを忍耐と愛と柔和の精神で導こうと考えました。
この聖ドン・ボスコの精神を教育理念とする本学園にとって、カトリック・ミッションスクールの立場を明確にしていくためにも、各校種が「サレジオ」の名を校名に冠することが最善であると考え、2003年に「星美」から「サレジオ」へ校名を改称しました。