
教育方針・目標policy
教育方針
予防教育法の実践
ドン・ボスコはアシステンツァによって教育を実践する、独創的な理念を持っていました。彼は子どもたちによりよい経験を味わわせ、その魅力を知ることにより、自由に喜んで自らよいものを選ぶことができるようになることを望みました。そのために教育者が「対処的」にだけではなく、「予防的」に子どもたちを配慮するように努めることを推進したのです、これを予防教育法と呼んでいます。

教育目標
Assistenza(アシステンツァ)~共にいる教育~ の精神
静岡サレジオの教育の土台は、「キリストの教え」です。その教えとは「愛する」こと。自分を愛し、他者を愛する心をはぐくみ育てることです。
創立者聖ドン・ボスコは「愛」を伝えるため、「共にいること(イタリア語でアシステンツァ)」を教育の基本としました。時間も場所も共有することで、本当に互いが大切な存在であることを子どもたちも教職員も感じることができるからです。

本学園創立者 聖ドン・ボスコ像
予防教育法「3つの柱」
新しい人間像を示して教育すること(信念・信仰)
ドン・ボスコの教育の信念は、キリストとの関係に根ざすものです。それゆえ、キリストが自らをもって示す新しい人間像、つまり「父である神に愛されている、自由でかけがえのない存在」の実現を目指して教育することを目指し、そこに信仰という土台を置きました。
慈愛の姿勢をもつこと(愛情)
ドン・ボスコは、教育者が子どもたちを愛し、子どもたちに愛される存在であるべきであると考えました。子どもたちとの友情を育むため、豊かな創造性と柔軟性を備え、慈愛の心で若者と接する姿が静岡サレジオの先生の姿です。
対話を通して信頼関係を築くこと(道理)
ドン・ボスコは、対話を通して、子どもたちが納得し自由な心で先生に協力する関係を教育の大前提としました。「愛が信頼を生み、信頼が教育を生む」という言葉を大切にすることなのです。