MYPは教科横断型のPYPとは異なり、教科ごとに探究学習を行います。興味を引くように趣向を凝らした各Unit(学習のまとまり)のスタート時に、明確な評価基準と総括課題が先行提示されるので、児童生徒は要点を把握して学習し、結果も具体的に把握することが可能です。
このようなUnitがミドルステージ4年間で、約130組まれています。つまり、 130もの探究課題があるということです。それらに対して、いかに自己を管理し、計画的に取り組んでいくかがカギとなるので、自己管理能力と責任能力、主体的に生活をマネージメントする力を養うことにもつながります。
さらに、中学2年では、コミュニティプロジェクトと呼ばれる個人やグループの興味に基づくプロジェクトに1年間かけて取り組みます。最終的に、行動に対する効果を検証し、振り返りを含めた報告会を行うことで、知識や経験を知恵や力に変えていきます。
すべてのカリキュラムは、知識や技能の定着、思考力の高まりとともに、生涯学び続けられる学習者になるための探究心を育むように作成しています。不安から目を背けず、徹底的に共に考え、歩んでいくミドル最終学年。サレジオの<共に歩む教育>〜アシステンツァ〜が、真価を発揮する時です。
演劇は自己表現の場ですが、同時に他者理解の場でもあります。役を演じることを通じて自分を理解し、表現することに喜びを感じる。作品作りを通して、人を支える力の大きさと仲間の大切さを学ぶ。「舞台を作る」ということを通して、様々な視点から物事を捉える力を伸ばします。
Typographyという単元では、企業ロゴなど文字デザインについて知識を深め、オリジナルブランドロゴの作成をします。ICTの活用や教科横断型の授業展開によって、英単語の暗記や長文訳読にとどまらない「生きた英語」を身につけることができます。