プライマリーステージ

1年間の学びを保護者の皆さまに伝える機会として、3月にPYP学習発表会を行います。 学びの成果をプレゼンテーションの形で伝えます。学びを振り返る力、言葉を広げる力、まとめる力、取捨選択する力、学びを転移させる力、発信する力などの向上を目指すとともに、自己効力感や学びに対する責任を、児童自身が認識するための重要な役割を持つ機会となります。

PYPでは、自分で研究を構築できる子を目指します。そこで、PYP最終学年である4年生は、学びの集大成としてPYPエキシビションに取り組みます。エキシビションでは、4年間の学びを振り返り、自分がさらに知りたいことや深めたいことを探究テーマとして、約3か月間、担任の先生、メンターの先生と協力しながら自分で探究を進めます。仮説を立て、見方を決め、検証や記録の方法を考えながら学びを深め、その結果わかったことをポスターセッションで伝えます。この学びが、MYPの教科での探究につながります。

「読むとくメソッド」とは、ヘッドフォンをつけて本文の音声を聞きながら読書をする読書法で、読み聞かせと同じ効果が期待できます。音読の速度は変更可能で、4年間で、グレード別に選定された約400冊の本を楽しみながら読むことができます。本校ではこの読書方法を取り入れることで、目と耳から物語を理解し、語彙力を高めると共に読書意欲の増進、集中力の向上、速読即解力を身に付け、国語の基礎力を高めることに成功しています。

• 読む力　　　　　様々なジャンルの本を楽しみながら読む力の習得
• 語彙力　　　　　読書ワークを使い、学年に応じた語彙力や今まで知らなかった新しい言葉の習得
• 速読即解力　　　物語の内容を理解し、大まかに物語をとらえる力の習得

応用問題を解く中で必要となるのは、文章読解力と計算力です。確かな計算力がなければ、正しい答えを導くことは出来ません。そこで本校では「サレジオ・ウィークリー・テスト」を取り入れています。毎時間の算数の授業で計算などの小テストを行います。1年生から算数の基礎・基盤になる計算問題をくり返し行うことで確かな計算力、集中力、持久力を身に付けていきます。また週に一度、難易度のあるテストに挑戦します。このテストを通して、児童にはやる気や自信を与え、教師は児童の習熟度を把握し、児童の次のステップに繋げていきます。

「英検 Jr.オンライン版」はインターネットを用いて、英語に親しみながら、外国の文化を理解することを目標とした日本英語検定協会の児童向けリスニング教材です。

本校の英語の授業に加え、家庭学習での英検 Jr.オンライン版を組み合わせることで4年間で1300の単語を確実に習得し、ネイティブな発音を聞き取る力を身に付け、児童たちの英語能力をより確実なものにしていきます。一人1台の個人専用タブレットPCを使用し、授業の中でも使い方をサポートしていきます。